大動脈瘤に対して

新しい医療機材の導入実績

ステントグラフト治療の典型的な治療対象である下行大動脈のみならず、弓部大動脈瘤・胸腹部大動脈瘤に対し、分枝血管バイパスを併用したステントグラフト治療(ハイブリッド治療)を数多くおこなっています。
人工心肺を使わない治療となるため体に負担をかけにくく、特に高齢者の方などには有効な選択肢になります。

1994年:オープンステント法の実施
1997年:分枝バイパス型
弓部ステントグラフト法の実施
2004年:分枝型
オープンステント法の実施
2008年:開窓型
弓部ステントグラフト法の実施
2009年:チムニー型
弓部ステントグラフト法の実施
2010年:ハイブリッド型
弓部ステントグラフト法の実施
2012年:分枝型
弓部ステントグラフト法の実施

より安全で効果的な治療を受けていただくには、新しい医療機材(デバイス)の導入がのぞまれることがあります。
これまでも、より有効で安全な治療を求めてきた結果、数多くの医療機材(デバイス)を導入してきました。

導入時期 ステントグラフト名称 メーカー 概要
2008.5 TAG Gore 薬事承認後
2008.4 Najuta Kawasumi 臨床研究
2009.5 TALENT Medtronic 薬事承認後
2010.1 Fenestrated Zenith COOK 臨床研究
2010.1 Relay Plus Bolton 臨床研究
2010.8 VALIANT Medtronic 臨床研究
2011.5 Relay NBS Bolton 臨床研究
2011.4 TX-2 COOK 薬事承認後
2011.6 TX-2 pro-form COOK 臨床研究
2011.11 CTAG Gore 臨床研究
2012.10 Arch dual branch Bolton 臨床研究
2013.7 T-branch COOK 臨床研究

弁膜症に対して

TAVIのパイオニア

大阪大学は、日本初のTAVI治療を成功させて以来、世界の先端技術を国内に導入する役割を担っています。
今後も、欧米で良好な成績を収めている新規カテーテル弁を積極的に導入し続けます。

2009年

10月 日本初のTAVI(SAPIEN)に成功

2010年

4月 SAPIEN XT治験開始

2011年

8月 日本初のCoreValveに成功
10月 CoreValve治験開始
11月 先進医療(経カテーテル大動脈弁留置術)施設に指定

2013年

8月 TAVI累計100例到達

8月 アジア初のACURATE neoに成功

2014年

1月 先進医療(経カテーテル的大動脈弁植込み術)施設に指定
9月 TAVI累計200例到達

11月 日本初のValve-in-Valveに成功

2015年

6月 Lotus valve治験開始
9月 TAVI累計300例到達

2016年

10月 TAVI累計400例到達
11月 日本初のEvolut Rに成功

2017年

3月 Portico治験開始

7月 TAVI累計500例到達