Approach to new therapies
新しい治療法に対する取り組み
大動脈瘤に対して
新しい医療機材の導入実績
ステントグラフト治療の典型的な治療対象である下行大動脈のみならず、弓部大動脈瘤・胸腹部大動脈瘤に対し、分枝血管バイパスを併用したステントグラフト治療(ハイブリッド治療)を数多くおこなっています。
人工心肺を使わない治療となるため体に負担をかけにくく、特に高齢者の方などには有効な選択肢になります。
より安全で効果的な治療を受けていただくには、新しい医療機材(デバイス)の導入がのぞまれることがあります。
これまでも、より有効で安全な治療を求めてきた結果、数多くの医療機材(デバイス)を導入してきました。
導入時期 | ステントグラフト名称 | メーカー | 概要 |
---|---|---|---|
2008.5 | TAG | Gore | 薬事承認後 |
2008.4 | Najuta | Kawasumi | 臨床研究 |
2009.5 | TALENT | Medtronic | 薬事承認後 |
2010.1 | Fenestrated Zenith | COOK | 臨床研究 |
2010.1 | Relay Plus | Bolton | 臨床研究 |
2010.8 | VALIANT | Medtronic | 臨床研究 |
2011.5 | Relay NBS | Bolton | 臨床研究 |
2011.4 | TX-2 | COOK | 薬事承認後 |
2011.6 | TX-2 pro-form | COOK | 臨床研究 |
2011.11 | CTAG | Gore | 臨床研究 |
2012.10 | Arch dual branch | Bolton | 臨床研究 |
2013.7 | T-branch | COOK | 臨床研究 |
弁膜症に対して
TAVIのパイオニア
大阪大学は、日本初のTAVI治療を成功させて以来、世界の先端技術を国内に導入する役割を担っています。
今後も、欧米で良好な成績を収めている新規カテーテル弁を積極的に導入し続けます。
2009年
10月 日本初のTAVI(SAPIEN)に成功
2010年
4月 SAPIEN XT治験開始
2011年
8月 日本初のCoreValveに成功
10月 CoreValve治験開始
11月 先進医療(経カテーテル大動脈弁留置術)施設に指定
2013年
8月 TAVI累計100例到達
8月 アジア初のACURATE neoに成功
2014年
1月 先進医療(経カテーテル的大動脈弁植込み術)施設に指定
9月 TAVI累計200例到達
11月 日本初のValve-in-Valveに成功
2015年
6月 Lotus valve治験開始
9月 TAVI累計300例到達
2016年
10月 TAVI累計400例到達
11月 日本初のEvolut Rに成功
2017年
3月 Portico治験開始
7月 TAVI累計500例到達