TEVAR/EVAR研修システム

大阪大学の低侵襲循環器医療チームでは、1年間の病棟研修の後に、大学スタッフとして約2年間を目安にEVARおよびTEVARのプロクターを取得できるようプログラムを組んでおります。

カテーテル治療の経験のない先生方も、最初の半年間をEVARの基礎経験を得る場としていただき、その後半年間でプロクターまで取得していただけるようプログラムしております。
TEVARにつきましても最初の1年で基礎経験を得ていただき、その後1年でプロクターまで取得していただける症例数を経験していただけることと思います。

当院では、1例1例に十分な検討を重ね、患者さまにとって最善、最適、最良の手術となるよう充実度の高いカンファレンスを日々行っております。
小さなミスが大きな合併症となりかねない心臓・大血管治療において、決して容易に治療方針は決め兼ねますが、そんなシビアな世界だからこその充実感も格別であります。
これから心臓血管外科医を目指す先生方、我々と共にて最善、最適、最良の手術を目指しませんか?

EVARプロクター取得まで

目安期間 取得目標 実施内容
6ヶ月間 基礎経験取得 【腸骨動脈領域】
血管内治療術者5例
第1助手15例
【腹部大動脈・腸骨動脈瘤の治療】
術者または助手10例以上
3ヶ月間 実施医取得 【EVAR】
術者2例
9ヶ月間 プロクター取得 【ステントグラフト手術】
30例

TEVARプロクター取得まで

目安期間 取得目標 実施内容
12ヶ月間 基礎経験取得 【胸部大動脈瘤の治療】
術者または助手10例以上
【腹部大動脈瘤ステントグラフト内挿術】
術者10例以上
【胸部大動脈瘤のステントグラフト内挿術】
第一助手として5例以上
【腹部大動脈・腸骨動脈領域の外科手術】
術者5例以上
【弓部分枝動脈の外科手術あるいは血管内治療】
術者として5例以上
3ヶ月間 実施医取得 【TEVAR】
術者2例
9ヶ月間 プロクター取得 【TEVAR】
30例

研修・見学・入局をご希望なら

最先端の診療を一緒に学びませんか。まずは見学からお気軽にどうぞ。

見学お申し込みなどのご案内

TAVI研修システム

大阪大学はTAVIを自ら導入するだけでなく、その技術が日本国内へ安全に普及するよう尽力してまいりました。
これまで国内施設から当院にTAVI研修留学に来られた医師は、10人以上にのぼり、現在ではそれぞれの施設でのTAVI施行において術者として中心的な役割を担っておられます。
また近年では海外からもTAVIのトレーニング目的に留学されるケースも見られています。
さらに現在2名のTAVIプロクターが全国の施設に赴き直接TAVIの指導を行っております。

当院でのトレーニングの特徴は、独自のトレーニングテキストを用いてスクリーニングから学んで頂き、約1年間の研修で術者になれるようTAVIのノウハウを身につけて頂くようになっております。
カテーテルの経験がない方もEVAR、TEVARなどのステントグラフトトレーニングを経験頂くことで他施設では経験できない症例数をご経験頂けるのも当院の特徴です。

大阪大学にTAVI国内留学したり直接指導を受けられた病院

九州大学、獨協大学、佐賀大学、久留米大学、香川県立中央病院、大分大学、姫路循環器病センター、京都府立医科大学(順不同)

現在、大阪大学に留学している施設

チェンマイ大学(タイ)、岐阜県総合医療センター、松阪市民病院(順不同)

研修プログラム

当院でのTAVIトレーニングプログラム用紙(CoreValve用)

留学期間を通じてTAVIの術前術後マネージメントを含め、TAVIに最も大切なCTおよびエコーのスクリーニングを学んで頂きます。
その後、手技経験表に基づいて助手、さらに術者を経験頂きます(5-10例/年)

研修・見学・入局をご希望なら

最先端の診療を一緒に学びませんか。まずは見学からお気軽にどうぞ。

見学お申し込みなどのご案内