演目数
3「体に大きな負担はできるだけかけたくない」というみなさんの思い
大動脈瘤の形態や手術のリスクは患者さんによって千差万別であり、また患者さん一人一人の社会的背景・人生観・価値観もおおきく異なります。ただ、体におおきな負担がかかる手術はできるだけ避けたいという思いはみなさん共通してお持ちです。
「みなさんの思いに応えたい」だから安全でかつ有効な治療を追い求めます
私たちはできるだけ患者さんの身になって、体の負担が少なく、安全でかつ有効な治療を追い求めています。このため、さまざまな手術方法を開発したり、また現状の限界を突破するために数多くの最先端の医療技術を導入してまいりました。
診療科目の垣根を越えて精鋭スタッフが集結し、治療方針を厳しく議論します
さらに、経験豊富な心臓外科スタッフに加え多職種によるカンファレンスを行い、手術をお勧めするべきかどうか、手術をする場合の手術方法としてどのような選択肢が取りうるか、を厳しく検討しチームで方針を共有しています。
大阪大学で行われたTEVAR/EVARの治療実績は、国内・海外の学会にて高く評価されており、これまで数多くのシンポジウムやパネルディスカッション・教育講演などで発表されています。
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米国胸部外科学会
(AATS) -
ヨーロッパ胸部外科学会
(EACTS)演目数
16 -
Aortic Symposium
(New York)演目数
12 -
Vieth Symposium
(New York)演目数
10 -
Charing Cross Symposium
(London)演目数
8
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どれくらいの期間入院しますか?
ステントグラフト手術では術前2日前から入院し、術後4-7日での退院となります。開胸や開腹を伴うハイブリッド手術では術後7-10日程度の入院となります。
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手術後は活動制限や運動制限はありますか?
基本的にありません。手術前と同様の活動を行っていただけます。
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手術時間はどの程度かかりますか?
ステントグラフト手術では1-2時間、開胸や開腹を伴うハイブリッド手術では3-6時間程度かかる場合があります。
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手術後はどの程度通院が必要ですか?
手術後は6ヶ月−1年に1回程度の通院となり、レントゲン撮影やCT検査にて経過を観察します。
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病気が再発することはありますか?
ステントグラフト治療では、動脈瘤を体内に残したまま血流を遮断し固めることで破裂を予防します。まれにステントグラフト治療後に動脈瘤への血流が残ることがあり(これをエンドリークと呼びます)、追加の治療を行うことがあります。また、治療した部位以外の大動脈に新たな大動脈瘤が発生する場合もあり、このため手術後は定期的な検査を行うことが推奨されます。
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遠方でも治療できますか?
遠方の方でも治療可能です。手術前の検査や手術後の経過観察は、当院とお近くのかかりつけ病院とで役割分担し、できるだけご負担がかからないように配慮させていただきます。
大阪大学大学院学系研究科 低侵襲循環器医療学
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