大動脈弁狭窄症に対してカテーテルを用いて胸を開かず、心臓を止めることなく人工弁を植込む「経カテーテル的大動脈弁植込み術(TAVI)」は2013年10月に保険適応となりこれまで累計6000例を超えております。
これまで透析患者様は適応外とされておりましたが、この度透析患者様への適応拡大のため治験が開始されることとなりました。
治験の主な基準は以下のようになっております。
大動脈弁狭窄症を有する慢性透析患者に対する経カテーテル大動脈弁留置術の臨床試験(治験機器識別コード:EWJ-003)
これまで透析患者に対する開胸下手術の成績は非透析患者と比較し不良とされる中、本治療法の有用性が大阪大学で行われた先進医療で示され、今回、治験を行うこととなりました。
ご興味やご不明な点がありましたら大阪大学心臓血管外科もしくは循環器内科までご連絡下さい。